階段下収納

お片づけが苦手な人はここに気をつけて!階段下収納のつくり方

 

私たちはお片づけが苦手な方のお宅へ、片づけサポートに伺っています。
家事のしやすさ、暮らしやすさを考えるために
おうち全体の収納スペースを見ながら片づけやすくなる
動線づくりもしていきます。

その中でも、「階段下収納」にお困りの方がとても多くいらっしゃいます。

お片づけが苦手な方は、階段下のスペースをどう使っていくといいのか?

新築でおうちを建てるときも、今のおうちで困られているときも、
考えておいてほしいポイントをお伝えします!

どんなタイプの階段でも気をつけたい階段下収納の作り方

階段下スペースで「片づけやすさを重点」として考える場合に
注意したいのは、「奥行きと高さ」です。

なぜかというと、階段の幅そのままの奥行きで階段下に
収納スペースをつくるとかなり深めな奥行きになってしまうんですね。

深すぎる奥行きの収納スペースは、お片づけ苦手な方にとっては
使いにくさをアップさせていることがほとんどなので、要注意です!


収納は作れるだけ作っておく方がいい、というのは大間違い。
奥行きが深い方がたくさんモノが置けるよね、というのも大間違い。
高さがあまりないところは、収納としても使いにくさが増します。

お片づけが苦手な方は、「奥行きと高さ」に注意してくださいね!

使いやすくするためには、
入れたいものに合った奥行きにしましょう!

そのためには最初から
そのスペースに何を入れるのかを考えておく
収納計画が大切です。

階段下収納がうまく使えない!使いやすくするには?【タイプ別】

階段の形状によってかなり収納スペースに違いがあります。
これからはテレワークなどの在宅勤務もさらに増えていきそうなので、
スペースを有効に使いたい!ということで階段下も候補に上がってきそうですね。

直線になっている階段(直階段)


  階段下は収納スペースとしても使えますし、カウンターなどの
  用途でも使いやすいですよね。

  だからこそ「何を優先するのか」がとても大事になります。
  ぜひよく考えてみましょう。



  広がり優先/空間のスペースを生かしたい場合
   → 収納スペースとしてではなく、空間を楽しむ。
     もしくは、お気に入りの家具を置いたりして
     インテリアを楽しむ。

     *置くモノを厳選して、こまごま置かない。
     *とにかくササっと掃除がしやすいようにしておく。

     これらはお片づけ苦手な方にとっては分かりやすい基準に
     なるかと思いますが、心配もあります。

    「空いているスペースにモノをつめ込む習性」が
     あるお片づけ苦手さんには、モノを置きがちになる危険性が
     ありますよ・・・。
     他の収納スペースが生活動線にあった使いやすいスペースに
     なっていることが必須ですね!



  ・収納優先/リビング、ダイニングなどに階段がある場合
   → おうちの中でもメインになるお部屋ですので、階段下の
     空間も有意義に使いたいですよね。
     階段下をどう使うのかは、お部屋のデザインにも関わってきますし、
     間取り全体による関係性もあるため、どんな収納スペースに
     なるかは大きな違いが出てきます。
     

     まず、どんな用途で使いたいのかをよく考えてみましょう!

     *勉強や仕事のためにサブテーブルのように使いたい
     *ダイニング周りで使うようなものを一括収納したい

     などで、収納の作り方が変わります。


    
     ダイニング、リビングでどんな時間を過ごすために、
     どんなことをしたいのか?
     そのためにどんなモノが必要なのか?

     そこをしっかり考えて、収納作りをすることが大切になります。
     ダイニング周りで使うものは、案外細かなものも多いですよね。

     お片づけが苦手な方は全てを隠す収納にするのではなく、
     毎日のように使うものはさっと置けるような
     オープン収納箇所を設けておくと、片づけやすくなりますよ!




 ・収納優先/廊下や玄関近くなどに階段がある場合
   →ダイニング、リビングとは違い、納戸的な使い方もできますね。
    どこに置けばいいのか後から困りがちな季節用品(季節家電やお節句、
    イベント用品等)などのスペースとしても使えます。

    階段が廊下の横にあるような間取りの場合は、
    その先へ続く通り道として何を収納したいのかを考えてみましょう。

    例えば、
    *その廊下がキッチンへ続いている場合
     
     食材や日用品の買い物をして帰ってきてキッチンへ向かうとき、
     日用品などは階段下スペースへササっと収納しながら
     キッチンやパントリーへ。

    など。
    
     お片づけが苦手な方には
    「わざわざしまいにいく」のではなく、
    「歩きながらしまっていく」という流れが
     お片づけをラクにしてくれる動線になります。
    
    これは家の中の全ての収納スペースにおいて
    共通していることになります。

途中で折れている階段(折り返し階段)


  間取りの中の階段の位置にもよりますが、途中で階段が折れているので
  
  *階段の下も踊り場の下も収納、もしくはワークスペースとして使える
  *踊り場スペースにも収納を設けたりして、使い方が広がる

  収納スペースとしても、ワークスペースなどにしても
  いろいろな使い方ができそうです。  
  階段下の高さが気になるところですが、
  床面を下げて高さを確保してみるなどの工夫で、
  使い方のアイデアも出てきそうですね!



  ※お片づけ苦手な方にとって注意しておきたいこと

  空間があるからといって、高さがなかったり狭いところに
  無理やり収納を作ると、お片づけのハードルはグッと上がってしまいます。
  
  ・低すぎる&狭いスペースは「あえて使わない」と考えるのも
   一つの選択肢になります。
   スペースがあるということでモノを埋めるようにしまってしまう、
   ということを最初から防ぐことができます。

  

踏板がオープンになっている階段(シースルー階段)

  踏板と踏板の間がオープンになっていると
  とても開放感があり、部屋自体も広く見えます。
  インテリア的にもかっこいい感じがありますよね。

  私たちもお片づけのサポートに伺ったり、
  実際に自分たちの暮らしの中で思うのは、
  シースルーになっている分、ホコリが階下に落ちてくるという
  ストレスもあるということ。
  これが毎日の生活の中のデメリットになります。
  
  階段下にカウンターテーブルやワークスペースなどを
  お考えのときは、掃除の頻度や、ご自分の掃除の得意不得意、
  何を優先するのか、などもしっかり検討されてみてくださいね。

  

まとめ

収納はあればあるだけ、暮らしやすくなるはず!
ついそんな風に思ってしまいますよね。

後からお片づけで悩みがちな階段下収納を使いやすくするためには、
入れたいものに合った奥行きにしておきましょう。

そのためには最初から
そのスペースに何を入れるのかを考えておく
収納計画が大切です。

今住んでいるおうちの階段下スペースが深すぎてお困りの時は、

*奥のスペース・・・年に1回くらいの頻度の低いモノ
*手前のスペースや側面の壁・・・頻度の高いモノ

などのように、奥と手前で頻度の違うグループでまとめてみましょう。
整理してみると案外もういらないモノが多く入ってることも多いです。
ぜひ今とこれからの生活に必要なものだけにしてみてくださいね!

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今までお家の片づけやお家づくりに関わらせて頂き、
後悔しない、納得のいく家づくりのためにこれが必要そうだということが分かってきました。
これは外せないということを10に絞りお伝えします。
この10のことをしっかりと考えておけば、納得のいく家づくりにつながりますよ。